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子どもの肌 顆粒層(かりゅうそう)

      2016/05/17

核を持ち、菱形や平べったい形の細胞が1~4層をなしている(顆粒細胞)。

角質層とともに、肌のバリア機能を発揮します。 細胞質中にケラトヒラリン顆粒というガラス状の粒が多く存在し、紫外線を強く屈折、反射させ 肌の奥へ浸透するのを防御します。

 

また、この顆粒層でNMF(自然保湿因子)や細胞間脂質(セラミドなど)がつくられ、角質層に放出されます。

 

紫外線から肌を守る役割があります。角質層と顆粒層の2層を角化層(バリアゾーン)といい、肌の表面を保護しています。

 

 

細胞内には、角化過程において顆粒層で作られるタンパク質「ケラトヒアリン」というガラス質状の顆粒(ごくごく小さなつぶつぶ)があります。

 

 

これには、大きく2つの働きがあります。

 

 

その一つに肌が本来持っている“紫外線をはねかえす力”です

 

紫外線の防御は、最初一番外側の角質層で紫外線を皮膚の深部に達しないよう守っていますが、さらに顆粒層でも紫外線を反射対するバリア機能を発揮しています。

 

 

もう一つの働きじは、角質層の中で水を抱え込むために必要な成分、「NMF(Natural Moisturizing Factor)天然保湿因子)」に変わるのです。

 

NMFは、その名の通り、「角質層内にある水溶性の保湿因子」で、主に顆粒細胞の「ケラトヒアリン顆粒」に含まれるタンパク質が分解されたものです。

 

この「ケラトヒアリン顆粒」は、顆粒層では、紫外線を外へとはねかえす役割を果たし、角質層に押し上げられると今度は水分をキャッチして離さない性質を発揮してお肌の保湿効果を高めてくれるんです。

 

 

しかし、各層において皮膚は紫外線対策をしているにもかかわらず、我々人間は無防備に紫外線に当たっているということはとても矛盾していますね。

 

肌が大人になるまで子ども達にはしっかり紫外線対策させたいものです。

 

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